EXIT

未来のEXIT(M&A,IPO)コンサルティングとは~2倍の差が出るEXIT戦略~

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CFO業務EXITコンサルティング

M&AやIPOによるEXITをちゃんと考えている社長はどのくらいいる?

起業し、なんとか踏ん張り、黒字化し、社員も増え、まさに思い描いた社長としての生活を送ることができたとき、少し立ち止まりEXITの事を考えるタイミングかもしれません。

あるいは、起業した時からIPOを意識している創業者も最近は多いでしょう。

では、EXITを考える一番いいタイミングとはいつでしょうか?実際に弊社を含め多くのコンサルティング会社がEXITの相談を受けるタイミングとの違いは?

そして、CFOの役割とは?

多くのM&Aによる売却相談を受けている実績からお話します。

ズバリ!EXIT戦略を考えるべきタイミングは?

一言でいうと、「伸びている」ときです。

え?そんなの当たり前でしょ、と思いますか?

実際にEXITの相談を受けるときに伸びている状態で相談してくれる社長さんは1割もいません。

それはなぜか。伸びているときの社長の心理は

「ようやく軌道にのって、報酬もそれなりに多くもらえてるぞ。社員も増え、周囲からの評価も上々だ。よし、次の事業展開を考えよう。」

こうなっています。この状態の時に、EXITが頭をよぎることはまずありません。社長も会社もこのまま成長していく前提で考えているからです。

ですが断言します。伸びているときこそEXITを考えるべきです。そこには、売却時の社長の手取りが数割~数倍変わる魔法があるからです。

3つの成長ステージ

企業には3つのステージがあります。

  • 起業から100までの成長ステージ
  • 100を維持する順調(停滞とも言う)ステージ
  • 100から徐々に売り上げが落ちていく衰退ステージ

それぞれ、相談をもらうタイミングとして多いのは

成長ステージ:順調(停滞)ステージ:衰退ステージ=1:3:6

くらいの割合で相談を受けます。

さて、仮に3つのステージで純資産価格、利益が同じだとすると、それぞれに株式の売却価格に差がでると思いますか?

答えとしては出るのですが、正確には大きな差が出ると言えます。

同じ企業価値でもEXIT価格に数倍の差が出る理由とは!?

EXIT時の企業価値(株式売却価格算定)には様々な手法があるのですが、一番シンプルで簡便な方法で上記の例で算定してみましょう。

と、その前に最高レベルで意識しなければならないキーワードをお教えします。

買い手は将来の儲けを考え株式を買う

また当たり前じゃん、とつっこまれそうな言葉が出てきましたね。でもこの当たり前の言葉を売却の判子を押す最後まで意識できないことで、大きく損をしてきた社長さんがどれだけ多いことか。

さて、実例です。(あり得ないほど単純化しています、あしからず)

  • 純資産8,000万円 当期利益2,000万円
  • 一般的な商業。買い手も一般的な投資回収期間3年を想定している。 

①衰退ステージ

2,000万円も利益が出ていると見えますが、衰退ステージなので実は前期利益は3,000万円ありました。つまり前期比66%と大幅ダウンですね。

買い手は投資回収期間3年で考えていますので、今後も同じくらい利益が減っていくリスクも考えなければなりません。

つまり、純資産価格8,000万円+2,000万円+(2,000万円×0.66)+(2,000×0.66×0.66)=12,191.2万円くらいなら出してもいいかな、と考えます。

②停滞ステージ

停滞ステージなので、ここ数年利益は2,000万円が続いていたとします、

すると、純資産価格8,000万円+2,000万円+2,000万円+2,000万円=14,000万円くらいは出してもいいか、と考えます。

③順調ステージ

順調ステージは伸びていますので、前期の利益は1,000万円でした。つまり、前期比200%ですね。大きく伸びているのでまだまだ伸びる余地があるビジネスと考えます。

計算すると、純資産価格8,000万円+2,000万円+(2,000×2.0)+(2,000×2.0×2.0)=22,000万円

どうでしょうか。もちろん売却価格算定はここまで単純ではありませんが、あながち間違いではないのも実態です。

1,000万円ダウンした結果の利益2,000万円と、1,000万円伸びた結果の利益2,000万では1億円ほどの差が出てしまいました。

よりベストなタイミングで売却してもらいたい、だから「未来のEXITコンサルティング」

実際はここまで差がでない事もありますし(重厚長大産業など、資産重視な場合)、もっと大きく差が出ることもあります。(AIをはじめとするIT業界)


さらに一般的に投資回収期間が長いとされる業種や人気業種(ビルメンテナンスやIT)では投資回収期間は長く設定される事が多く、そうなるとさらに順長ステージと衰退ステージの差が広がります

だから順調ステージや停滞ステージで一度EXIT戦略を考えることが皆さんが思っている以上に重要なんです。

特に停滞期は重要!

停滞期の場合少し投資を増やし2年後の利益増加率向上を狙うとどうなるか、ここまで読んでもらった方ならわかりますよね。売却価値を高める施策を行うかどうかで、売却後の生活に大きな差が生まれます。

EXIT戦略を考える上でCFOの役割とは?

では、実際にどのように人や資金を投資していくのでしょうか。

そこで頼られるべきがCFOです。

実践可能な事業計画策定をし、適切な経営資源を集め、計画通りに運用できているか分析し改善する、PDCAをしっかり短期間でぐるぐる回していくことが重要です。

計画の旗振りをCFOが、実行をCOOや事業部長が、皆のモチベーションを高め将来のビジョンを描かせるのはCEOが と役割分担します。

そのような事業計画策定から経営資源調達、M&A戦略立案まで一気通貫でケアしなければならないと考え、弊社は未来のEXITコンサルティングを立ち上げ、提供しているのです。

未来のEXITコンサルティング まとめ

  • EXIT戦略を実践した場合とそうで無い場合では、数倍の差がでる可能性がある
  • EXITを考えるタイミングは順調な時こそ重要
  • 停滞期は少しの費用で大きな差が出る可能性が高い
  • CFOは適切なPDCAを回す旗振り役

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